1994年:ルワンダ内戦で200万人近い難民が出た折りは
「紙管を使ったシェルター」を作り、国連と支援。
1995年:阪神・淡路大地震のときは、神戸市の新湊川公園に
急遽、仮設住宅「紙のログハウス」を建設。
壁と小屋組は紙管で、墓礎はビールケース中に砂袋を詰めて
使うなど臨機応変。迅速・保温・安全・安価の追求です。
知恵が生みだした前衛的な実用建築といえるでしょう。
海外でも『ハノーバー国際博覧会日本館』はじめ、
フランス東部メス市にできた『ポンピドゥー・センター』
分館の設計を2003年の国際コンペに当選して担当。
日本人としての独特な感覚を生かした
革新的な建築として、世界の話題になっています。
(朝倉 勇) |